紫光会活動日記

立教大学体育会剣道部紫光会活動日誌

試合観戦記(中村記)

一回戦 対成城大学

先鋒の臼倉は足が良く動き、上段の相手に左小手を攻めながら見事な右小手の1本!先鋒としての仕事を見事に果たす。試合の後半一本勝ち意識して間合いを取っていたが左挙を上げ右手で竹刀を持っていたのが今後の課題といえる。
諸手の小手・面を打たれ易くなる。
先鋒の動きに比べ次鋒からは後は動きが固かった。
同点で迎えた大将戦は石井ならではの鋭い攻めで相手をよく見た落ち着いた試合運びで2本勝ちを納め一回戦を突破した。

二回戦 対埼玉大

先鋒の臼倉は良く粘って引き分ける。次鋒の小川は振り向きざまの引き面を審判がよく見てくれて一本勝ち。一回戦固さのあった葛西に替わり長沢は相手が不用意に引いたところを面。追い打ちの稽古の成果といえる。続けて見事な胴の二本勝ち。普段とは打って変わった彼の活躍に後の選手も勢いづき4−2快勝。昨年の全日本の近大戦と同じようないい試合内容だった。

三回戦 対宇都宮大

前の試合の勢いを続けたいところだが、全日本出場を掛けた試合を意識したのか相手の粘り強い試合運びになかなか一本が取れない。長沢はあっけなく二本負け。後ろの選手も同様に相手が勝負に出てこないため一本が取れない。
結果は0−2で敗れた。宇都宮大は他の大会で茨城大に勝って優勝しているチームで試合巧者であるがこういう展開を突破出来ないとなかなか上には行けない。

敗者復活戦 対中央大学

まさかの中央大学戦。順天堂大に負けて中央大学が敗者復活に来るとは。
三回戦同様にとにかく一本が取れない。結果は0−2で敗戦し残念ながら3年連続全日本出場の夢はここで絶たれた。
試合で一本を取るには初太刀では難しい。相手の崩れたところを取りに行くには今後はどのような稽古をするか工夫していく必要があると思われる。